スバルXVハイブリッド 1回目の車検を終え...

2016年7月 2日

スバルXVハイブリッド(冬バージョン) 背景は伊吹山

スバルXVハイブリッドですが、先日車検を受けてきました。
主に買い物が中心で、たまに中距離ドライブしか乗れていなかったこともあり、3年間の走行距離は、約2.2万kmでと少な目です。

ただ、4月にメイン(補機)バッテリーを交換してから、もっと乗ってあげないといけないんじゃないかって事で、通勤に使いだしたので、今は、2万km/年のペースで走っていますので、次の車検では、6万km超えになっちゃうかも判りません。(^^ゞ

3年間を経過しての燃費は......

ハイブリッド車なので燃費がとっても良く...... なんて事はなく、2000ccのフルタイム4駆(AWD)にしては、若干燃費がいいかもな?! って感じです。

スバルXVハイブリッド 車検までの3年間の燃費の推移グラフ

この3年間の51回の給油時の燃費をプロットしたグラフになりますが、平均:13.73km/Lって事で、ハイブリッド車のイメージからすれば、かなり燃費が悪い印象になってしまいます。

最高燃費が、19.14km/Lで、これは、「スバルXVハイブリッド・イン・八ヶ岳」でも記述していますが、信州からの帰り道、80km/h(実際は76km/h程度)でアイサイトを使ったオートドライブ走行で出た値ですので、長距離をのんびりと走った際の参考程度の値になります。
最低は、10.72km/hで、いろいろ調べてみたんですが、なぜこの時、こんなにも燃費が悪かったのか、まったく不明。唯一考えられるのは、11月の後半なので、スタッドレスを新調し慣らし走行中だったのか......。

で、所々、燃費のいい部分(前半の15km/L以上の部分)は京滋バイパスを使い、南郷→宇治東間のトンネル内を82km/h程度のオートドライブ走行で、モーター走行をしながら大阪方面にドライブをしている時ではないかと思います。
※取説上「モーター走行は80km/h以下」となっていますが、実際には85km/h程度までモーター走行が可能です。

また、うっかりミスでメイン(補機)バッテリーを空にしてしまい、再充電はしていたものの充電能力が弱ってしまい、オルタネーターの動作頻度が上がったためか、、何とか早く充電するよう、Sモードでエンジン回転を高めにしていた事もあり、メイン(補機)バッテリーを交換するまでの時期は燃費が悪くなっています。
で、メイン(補機)バッテリーの交換後はスバルXVを通勤に使いだしたので、往復75km程(主に、さざなみ街道 ^^)の道のりを毎日使っているので、燃費が良く、15km/L以上で推移しているって感じです。

このスバルXVハイブリッドの燃費は、街乗り(おとなしくのんびり)だと13km/L程度で、長距離になると、15~16km/h程度。高速道路を使っても、モーター走行区間を増やさない限り、15~16km/h程度しか伸びず、法定速度+α(検挙されない程度)でキビキビ走ると、13km/L程度しか走らないようです。(先日、出雲まで走った際は、15.8km/L程度だったかな。)

ただ、2000ccのフルタイム4駆(AWD)で、なお且つ、NAエンジン車(インプの2000cc)よりもキビキビと軽快に走ってくれる事を考えると、十分だと思います。
以前、通勤に使っていたワゴンRスティングレイ、660ccNAで15~16km/Lだったので、それに比べたらGood!です。

走行性能や静粛性の変化は......

先日、STIフレキシブルタワーバーを装着したことで、ドライバビリティが格段に向上し、運転していて楽しく、また高速道路での車線変更や、高速コーナーなども安心して走り抜けることができるようになっています。
この時期にフレキシブルタワーバーを装着したのはある意味正解だったと思います。

アクセルを踏み込むと同時にモーターが持つトルクで一気に回転が上がっていくので、加速の立ち上がりの気持ちよさは、ターボ車以上なのかも判りません。これは、低速から高速までアクセルを踏み込むと感じられるものだし、その時のエンジン音(排気音)が多気筒エンジンのような心地よい音色で、とっても良いです。特に、加減速を繰り返す山坂道、コーナリングはフレキシブルタワーバーで安定しているので、安心してアクセルを踏み込む事ができるので、運転が楽しくなります。
ただ、このモータートルクにもう少し伸びがあるといいのですが......。

このスバルXV、新車おろしてスグに前車のフォレスタに装着していたタイヤ(225/50R18)に履き替えた事もあり、最初からロードノイズがやや大きめになっていたので、3年間(2.2万キロ)を走行したわりに、ロードノイズが大きく変化しているような感じもなく、静かに走ってくれます。
本当は、CVTがチェーンで駆動しているため、CVTからの駆動音があるのかも判りませんが、わたしも、つれあいも全然聞こえません。単に、老化現象で高音域の騒音が聞こえないだけなのかも。 ^^)

とスバルXVハイブリッドは、良いことずくめのように聞こえますが、スタート時のモタツキは相変わらずで、ミッション車を初心者がドライブしているのと同じ。

停車状態でブレーキから足を放し、アクセルを踏み込みかけると、モーターで車が動き出し......ブルん!! ってセルモーターでエンジンが始動。モーター駆動をエンジン始動が打ち消すためか、、、ガくん って感じの揺れ。 車をスタートさせる時に繰り返されるほんの2~3秒の間の一連の挙動がイヤです。ドライブ中の楽しさや、満足感が無ければ、、コレがイヤで手放したかも判りません。

このスタート時のイヤな挙動をなくすには、モーター走行が設定されていないSモードでのスタートです。
ブレーキから足を放した時点でセルモーターによりエンジンが始動するので、他のアイドルストップが装着されたスバル車と同じで、アイドルストップに慣れれば全然気にならないスタートです。スバルXVハイブリッドだと、アクセルを踏み込むと、エンジントルクが立ち上がるまでに、モータートルクが一気に立ち上がり軽快に加速してくれます。
なので、人を乗せたときは、このSモードスタートを使い、快適な走行になるよう心がけています。

アイサイトの動作や、自動走行モードは......

先日、「テスラ車の自動運転で初の死亡事故」ってニュースが流れましたが、どうも、ドライバーがオートドライブを過信し、DVD(ハリポタだったとか... ^^)を見ていたように言われています。

このスバルXVハイブリッド(初期型)のアイサイトはVer2で、テスラのような全方位監視システムでなく、2つのカメラで前方を監視するシステムで、取説にもいろいろ注意事項が書かれているし、納車の際、スバルのお店でアイサイトの利用に関するDVDを30分ほど鑑賞させられたので、全幅の信頼を寄せている訳ではありませんが、かなり信頼できるシステムだと思っています。

ディラーでは、定期点検の際、カメラの設置状況についてもしっかり点検されていますし。

プリクラッシュブレーキ

おかげ様で、この機能はこの3年間で有効に動作した事はありませんでした。
と言うか......、信州の山坂道で、ブラインドカーブを抜けた所に車道にはみ出していたススキの葉のような固まりで動作しかけた事があり、、「ピピピピピ!」 驚きました。ハンドル操作で回避したので、プリクラッシュブレーキは掛からなかったんですが、あまり心臓にいいもんじゃありません。

他に、スーパーなどの立体駐車場などに入っていく通路って、左右の壁がかなり接近している所があって、その壁に対し反応し、プリクラッシュブレーキが動作しかけた事がありました。

AT誤発進抑制制御

こんな機能も付いているんですが、テストをする事もできませんし、、、コンビニのような一面ガラスに向かって誤発進... いャ止めといた方が良さそう。 (^-^;

車線逸脱・ふらつき警報

これは、助手席に座った方から、「危ない! 危ない!」って言われているようで、結構ウザいです。
ただ、わたしの場合、わだちを避けて走るので、高速道路などでは、横車線へ逸脱しかけることもあり、そんな時、「ピピピ!」って警告音で知らせてくれ、有効に機能しているって思います。

アイサイトのVer3になると、車線中央走行でハンドルコントロールまでしてくれるようですが、わだちを避けて走るわたしのようなドライバーには、このような車線逸脱警報の方が有効ですね。ただ、最近の田舎道って、1車線なのに、歩行者や自転車用の部分を確保するため、車線の白線が内側に引かれている部分も多く、「ピピピ!」って警告音は、うざいです。
田舎道キャンセルモードがあるといいのになぁ~なんて感じますね。

全車速追従機能付きクルーズコントロール

これがとっても優れもの。
AIを使った自動運転とか騒いでいますが、スバルさん、実現してます。

アイサイト自動走行中の写真

わたしは、通勤で「さざなみ街道」を利用しているんですが、走行スピードが遅い時など、どうしても追い越したくなったり、前車に接近し、煽るような運転になってしまう事があるんですが、そんな時は、車間を「短」にし、オートクルーズで追従走行にセットして走ると、イライラした気持ちが消え、落ち着いて走ることができます。

この写真は、イオンモールに買い物に出た帰り道、烏丸半島付近でつれあいに撮影してもらったんですが、65km/hにセットし、前車に追従し走っている様子です。
この時は烏丸半島の交差点の信号が「赤」で、前車が減速し始め、50km/h程度に減速してきた時だと思いますが、エンジンが停止し、回生ブレーキによる走行になっています。

他には、高速道路の渋滞しているような時、車は止まることなく、加減速を繰り返しながらトロトロ進むんですが、オートクルーズをセットしておくと、疲労を大きく軽減してくれます。だって、アクセルも、ブレーキも踏むことなく、車が自動で、前車の速度に合わせ、追従走行してくれるんです。これって、精神的な疲労だけでなく、肉体的な疲労も無いので、楽ちんですょ。(^^)/

ただ、以下のような時は注意しないといけないです。

  1. 対向車が右折するため、自車の前を横切る時
    突然前方に障害物が入るので、プリクラッシュブレーキが動作する可能性があります。
  2. 先行車が右折のため、減速しながら右折レーンに入っていく時
    完全にレーンが変わる前に減速してくれるので、走行レーンが空いていても右折車と同じような減速動作になります。
  3. 先行車が左折する時
    先行車が左折すると、減速中に前車が見えなくなった事で、「前車が消えた」事を伝えるメッセージを表示し、オートクルーズがキャンセルされます。一瞬何が起こったのか判らないモードになってしまいます。
  4. 中、高速カーブでガードレールや壁等で先行車が見えなくなった時
    車間距離は変わらなくても、前車が見えなくなることで、前車が無いと判断され、セットされた元のスピードまで加速し始めます。
  5. 車間距離を「短」にしている時の交差点での減速(前車との減速差がある時)
    前車との速度差と車間距離で減速制御をしているので、前車の挙動により、減速中でも一瞬加速モードに入ってしまう事もあるのでちょっと焦ってしまいます。

このような時は、要注意で、オートドライブをキャンセルできるよう、また、ブレーキや、アクセルを踏み込めるような心構えを持っていないとパニックになってしまうかも判りません。
特に、後続車がある場合、上記の1や2、3のような場合、後続車は減速するとは思っていないのに、プリクラッシュブレーキまでいかなくても、急ブレーキが掛かってしまうので、追突される可能性があります。

まぁ、いろいろありますが、スバルのアイサイト、ホントに優れものですので、欠点を知た上で有効に使っていけばと思っています。 (^^ ♪

3年間乗ってきて......

スバルXVハイブリッド。身の丈に合っていて、長距離を走っても疲れさせず、山坂道は楽しくキビキビと走ってくれるので、自分の中ではとても気に入っています。
もう、乗り換えるための経済的な余裕が無くなってきているので、長くお付き合いするかもって思わせてくれるとてもいい車です。

スバルXVハイブリッド(出雲より)