待ちに待った、スバルXVハイブリッドが来ました(その2)
2013年7月28日
今日は、奥琵琶湖方面へドライブにでも... と思っていましたが、諸般の事情で、中止しましたので、昨日、大津方面に走った時のインプレッションを整理してみたいと思います。
SUBARU XV HYBRID 2.0i-L EyeSight
横からのスタイルですが、ホンと、小さいです。 3ナンバーサイズなので、横幅が1780mmありますが、全長は4450mmしかありません。この縦横比と大径タイヤの装着で、チョロQみたいに見えるのかも判りません。
で、乗り込むと、遮音性が高く、とっても静かな室内に驚くんですが、エンジンルームを見て、遮音性を高める努力をされている事を実感です。ホンネット裏全体に遮音材が貼られているだけでなく、エンジンルームとフェンダー間にも遮音材が貼られていました。こんなの初めてです。
このようなちょっとした部分への配慮で、エンジンルームから漏れ出す音をを抑えているんでしょうね。って事で、室内に入り込む音も、同様に抑えているんだろう事が想像できます。
ホンと、XVハイブリッドは、静かです。
この静かさが、ひとクラス上の車に乗っているような感覚をもたらしてくるんだと思います。(^^) また、一度、アクセルを大目に踏み込んでみたんですが、静かな中に、「ボロロロロ」って結構いい感じのエンジン音が聞こえてきました。(^^ゞ
スタートしてみると
乗り込み、ドアを閉めると、外部の喧騒が一気に静かになるので、かなり静音化対策がされているのが判ります。ここで、高級車だったら、ドアを閉める音のも高級感があるんですが、その点、いまいちかな。(^^)
で、スタートですが、「モーターで」って先入観があるため、ソロリ、ソロリとアクセルを踏み込んでいくため、どうしてもワンテンポ遅れ気味になってしまいますが、「モーターで」と言う先入観を捨て、普通に、ギュッ!っとアクセルを踏み込むと、ブルって振動でエンジンがかかり、モーターアシストされた気持ちいい加速感を感じながら走り出します。
NAのSHフォレスタでは、アクセルを踏み込んだ際、息継ぎをするような感じで力が抜けていた部分がありましたが、その部分にモーターアシストが介入し、モリモリ加速するって感じ。感覚的には、電動アシスト自転車でペダルを踏み込んだ時の感覚。ターボのような強烈な加速感が続くのではなく、ガソリンエンジンが効率良く回りだすまでの間をモーターで補っているので、フラットなトルクを生み出す上質なNAエンジンのように気持ちいい加速感が得られます。
他に、モーターに関する部分では、渋滞の中、30km/h程度で転がしている際は、モーター駆動になったり、エンジン駆動になったりしてました。停止からのエンジンONは、「ブルっ」て振動があるので、セルモーターを使っているんだと思いますが、走行中のエンジンONは駆動用モーターでやっているのか、振動が全くありません。メーター類を見ていなければ全く気がつかないです。
ハンドリングは、最低地上高が20cmも確保されているとは思えない位、しっかりしていて、それでいてダンパーがよく仕事をしているのか、継ぎ目などの振動もしっかり吸収し、コーナのロールもほとんど無く、思ったとおりのラインで気持ち良く走れます。
車自体のバランスがいいんだと思いますが、回頭性もいいし、BPレガシーにフレキシブルタワーバーを装着した時のように気持ちいいハンドリングです。未だ、山坂道を走っていないので、何とも言えませんが、コレだとフレキシブルタワーバー無しで楽しく走れるんじゃないかと思えます。
運転席の頭上に鎮座する「アイサイト」
この写真は、運転席ですが、頭上に鎮座しているのが、「アイサイト」です。(外から見ても、結構大きく見えます。)
この部分にステレオカメラが仕込まれていて、常時前方を監視しているって事ですね。
ちなみに、マニュアルを見ると、プリクラッシュブレーキが発動された際は、前後数秒の状態を記憶してくれるそうです。但し、そのデータが開示されるのは、裁判所からの開示命令等があった際だそうです。
警告お知らせ機能では、前車が左折のために減速しているのに、こちらが何もしなくても通過できるからと、そのまま車間が狭くなってくると「前方注意」で警告が鳴るし、センターラインを踏み越えたりしても警告音が鳴り、通常走行の中で、デジタル的に見て危ない部分って結構多いようですね。
一度、対向車が右折するため、前方を横切った際にも減速しなかったから、警告されちゃいました。(^^ゞ
で、全車速追従機能付きクルーズコントロール、湖周道路で早速試して見ました。
50~60km/hで流れている時、60km/hに車速をセットし、車間は、、、長めに......。普通のクルコンだと、中速域でセットすると少しの坂があっても強烈に加速したりするのであまり使い物にならなかったんですが、このクルコンそんな事ないです。ecoクルーズをONにすると、よけいに穏やかな加減速になり、とても快適です。
車速を維持するためのアクセルON/OFF、モニターを見ていると、実際にはモーターが駆動をかけたり、発電したりして結構活躍してます。50km/h程度で流れている時でもモーター駆動になるのは結構、違和感があります。 だって、スピードメーター50km/hなのに、タコメーター、ゼロですもん。これでブレーキ大丈夫なの? って思ってしまいます。
特筆すべきは、、、前方の信号が赤で前車が減速すると、車間を確保した状態で、勝手に減速してくれ、車速が5km/h位まで落ちても前車が加速を始めると、しっかり車間を確保しながら、こちらも加速。で、信号が赤で前車が止まると、こちらもきっちり停止してくれます。これ、「全車速追従」でなく、「前車追従」ですわ。
プリクラッシュブレーキを体感する事はできませんでしたが、この前車に追従して加減速、停止までのコントロールでは、「ぉ」「ぉぉ」「おをを」「おぉを~っ!」って声が出ますょ。(^^ゞ
スバルXVハイブリッドっていい車かも
ちょっとコンパクトになり、荷室も狭くなったんですが、夫婦二人で楽しく走るにはとてもいい車かもです。
ちなみに、燃費は... 堅田周辺から、瀬田の辺りまで渋滞し、Go/Stopの繰り返しだったのに、メーター値で15km/L前後でした。渋滞した中を走り、2Lのフルタイム4駆でこの燃費だったら、結構いいように思います。今後に大いに期待です。(^^)