データ探索:「すべてのページ」風集計表をコンテンツグループでフィルタリング

2023年3月 2日

Googleアナリティクス

Googleアナリティクスの使い方について、ちょこっと覚えを書いておこうと思います。

※ 間違ったことを書いているかもですが試行錯誤中という事で、ご容赦ください。_(._.)_


前回、ページタイトル別に表示回数や、セッション、新規ユーザー数、平均セッション時間、直帰率を一覧表示するための「データ探索」方法について説明しましたが、この時使ったデータ探索をちょこっと変更することで、サイト内で運営しているコンテンツグループ別の一覧表を作成する方法について説明します。

このサイトでは、メニュー構造から、「ひとり言」「備忘録」「車の事」「風景写真(壁紙)」の4つのコンテンツグループを構成し、運営しているので、サイト全体でアクセス数を見るよりも、それぞれのコンテンツグループ別のアクセス状況を把握したいと思う事があります。
特にサイトの規模が大きくなってくるとコンテンツグループ毎にページの制作者が異なったり、会社であれば運営部門が異なってくるため、コンテンツグループ単位での集計表の作成は必須になってきます。

そこで、「すべてのページ風集計表」を少しだけ加工し、コンテンツグループ別の集計表を作成する手順について説明します。


2.自由形式タブを複製

  1. 前回作成した「すべてのページ風集計表」を開く
  2. 自由形式1タブの右側にある「▼」をクリックし「複製」を選択
    (タブ名称を「コンテンツ別」に変更)
  3. タブ設定にある「フィルタ」の「ディメンジョンや指標をドロップするか選択してください」と書かれた領域をクリック
    クリックすると選択可能なディメンジョン、指標が表示されます。
  4. 「ページパスとスクリーンクラス」を選択
    変数欄のディメンジョンや指標をこの位置にドラッグ&ドロップしてもOKです。
  5. 参考画像:5.フィルタの設定
    フィルタの設定欄が表示されますので、フィルタとする内容を入力します。
    何をフィルタすべで、きなのかは、運営されているサイトによりさまざまですが、このサイトの場合、メニュー項目単位で個々にコンテンツグループを構成しているので、個々のコンテンツが構成されるページパスをフィルタにより選択表示させることにします。
    ※ ページパス:ページのURLからプロトコルとドメイン名を省いたフォルダ名とファイル名です。(URLに「?」が含まれている場合はクエリ名が記載されているので省きます。)
    1. 「マッチタイプ選択」をクリックし、「含む」を選択
    2. 「式を入力します」をクリックし選択表示させたいコンテンツグループが含まれるフォルダ名を入力する。(このサイトの場合、URLが[https://sadahachi.com/memo/docyyyymmdd-xxxx.html]なので、フォルダ名は、[/memo/]となります。)

      ※ コンテンツグループのトップページにindex.htmlを使わず運営されているサイトもありますので、サイト構成に注意しないといけないです (^^ゞ

    3. 「適用」をクリック

この操作で、コンテンツ別タブ内に表示されるページ一覧にはページパスに[/memo/]が含まれたページタイトルの一覧が表示されます。
データ抽出結果

もし、「変数」の「ディメンジョン」に「ページパスとスクリーンクラス」が設定されていなければ追加してください。

また、5-b.でも書きましたが、運営中のWebページのURL構成がどのようになっているのか、特にCMSを利用している場合は、CMS独自の考え方によるパス構造を持っているものがありますのでフィルタするべき内容がどうなるのか確認してください。


《 追記(2023.03.03) 》

コンテンツグループでのフィルタリングについては、特定のページをフィルタリングし表示する際にも利用できます。

例えば、このサイトでフィルタ機能を利用する場合、

  • コンテンツグループ:https://sadahachi.com/memo/docyyyymmdd-xxxx.html
  • 特定ページ:https://sadahachi.com/memo/docyyyymmdd-xxxx.html

UAでは、サイト→フォルダ(コンテンツグループ)→ページと簡単にサイト構成に基づいてディメンジョン項目を絞り込んでいけたんですが、GA4ではそのような機能が見つからなかったので使いづらいと思っていましたが、データ探索で同様の操作が可能になることが判り、一歩前進です。

但し、サイト構造(コンテンツ、ページタイトル、ページパス)をルール化しておかないとフィルタ機能を使う事すらできなくなってしまいます。