MovableTypeを自分でインストール

2016年4月10日

www.movabletype.jpサイトへ別に、シックス・アパートの回し者ではないのですが、CMSによるWebサイトの構築にあたり、最も重要だったのが、「簡単に記事を追加できる事」と「レンタルサーバーで使える事」で、加えて「会社で使おうとしているアプリ」であったことから、個人サイトの構築・運用に費やした工数や、蓄積できたノウハウをそのままお仕事に活用できるという事です。

加えて、このMovableTypeには、『個人無償ライセンス』というのがあり、個人のサイトで個人的な日記等の掲載を目的とし、インストールや構築等について自己責任で行うのであれば、無償との事でした。

MovableTypeのダウンロード

シックス・アパートのMovable Type 個人無償版ダウンロードページに行き、制限事項の確認や、利用許諾契約書の確認を行ってください。

あとは、メールアドレスを入力し、利用目的を選択し申し込みを行っていただければ、メールにてダウンロードページのURLや、ログインキーが送られてきますので、そのページへログインすれば、ダウンロードが可能です。

今回、6.0.8と6.2.2がダウンロード可能だったんですが、一般的に、最新バージョンは不安定で、一つ前のものがいいように思い、安定版で6.0.8をダウンロードしちゃいましたが、コレ、失敗。いろいろ作業を進めていく中で、アイテムイメージファイル)の登録が1コづつ登録する作業が必要で、最新版の6.2だと複数個でも、一括で登録できるたりしたので、すぐに6.2.4にバージョンアップをする事になりました。

レンタルサーバーでデータベースを準備

先にも書きましたが、MovableTypeは、MySQL5.0以上が必須になっているので、レンタルサーバーでMySQLが利用できるように準備します。わたしの利用させていただいているレンタルサーバーでは、メニューや、フォーム入力を行うだけで簡単に準備できちゃいました。
ホンと、「これで使えるようになったの?」って心配になるくらい。

で、設定項目の中で、以下の内容についてはMovableTypeのインストール時に必要になるので、メモっておけばいいかと。

  • データベースサーバー
  • データベースサーバー名
  • データベースユーザー名
  • 接続用パスワード

MovableTypeのインストール

次は、サーバーに、MovableTypeをどのように配置するかですが、通常は、レンタルサーバーのwwwルート配下に、MovableType用のフォルダ「mt」を作成し、そこにインストールします。
(ただ、第三者からの攻撃を防ぐには、インストールするフォルダ名を異なった名称にするなど、変更するほうがいいようです。)

では、順に......

  1. ダウンロードしたMovableTypeの圧縮ファイルを解凍
    圧縮ファイルのままアップロードし、サーバー側で解凍する方がアップロードの時間が短縮できるそうです。
  2. 解凍した全てのファイルをFTPを使い、サーバーに準備したMovableType用のフォルダにアップロードします。
    通常、公開用フォルダがwwwで、その配下の「mt」フォルダにアップロードしますが、ここでアップロードされるファイルの量が半端無く多い。途中でFTPが切断されるなどのトラブルもあるようですが、わたしの場合、「FTPRush」ってのを使っていて、途中で切断される事無く、無事にアップロードできました。
  3. mtフォルダ配下にある、cgiファイルのパーミッションを『775』に変更します。
  4. mtフォルダ配下の「mt-static/support」フォルダのパーミッションを『777』に変更します。
  5. ブラウザから、mtフォルダ配下の「mt.cgi」を実行します。
    すると、インストールウイザードが実行されます。『サインイン』をクリック。
  6. 言語環境を聞いてきますので、『日本語』を選択。
    この段階で、システムチェックとして、MovableTypeの実行に必要なモジュールがサーバー上にあるのか確認し手くれます。わたしの場合問題なく、次のステップに進めました。
  7. データベースの設定を行います。
    先にメモしておいた4つの情報を入力していきます。
  8. MovableTypeからシステムメッセージを送信するためのメールアドレスの入力を求めてきますので、必要事項について入力します。
    ※テストメールが発信されます。
  9. システム管理者のアカウント設定を行います。
  10. 最後に、公開用サイトに関する情報と、タイムゾーンの設定を行い、インストールボタンをクリックします。

以上が、Webサイトを管理・運営するためのCMSとなる、MovableTypeをレンタルサーバーへ導入するための手順でした。

ネット上でMovableTypeの情報を確認していると、MovableTypeを最初からインストールしてあるレンタルサーバーもあるようです。会社のお仕事でも、この当りの作業はシステム部門の方が行ってくれる作業なので、わたし達には関係なく、ブラックボックス状態でしたが、自分でインストールする事で、その仕組みや、構成がどのようになっているの? という部分が垣間見れたように感じ、良かったように思います。