近江をお散歩 マキノ高原 里山ハイキング
2015年5月 2日
2015年5月2日(土曜日)今回は、びわ湖の北部に位置する高島市マキノ町。探訪では、びわ湖岸沿いの水辺の景観を主にした「重要文化的景観 海津・西浜・知内の水辺景観をゆく」で散策していたのですが、同じ地域に全く異なった景観をもつ里山をハイキングしてきました。
実は、高島トレイルの一部となるマキノ高原~赤坂山~大谷山のトレッキングとも思っていたんですが、どうも、嫁が「熊さん怖い」から立ち直っていなく、トレッキングを断念。里山ハイキングになっちゃいました。
メタセコイヤ並木道
国道161号線から、マキノ高原(マキノスキー場)方面に向かうと、ひなびた里山風景の中に、「ここは北海道か?」と思わせるような風景に出会います。
高島市の農業公園施設マキノビックランドからマキノ高原まで続くメタセコイヤ並木道。石碑を見ると、新・日本の街路樹百景にもなっているらしく、2.4kmの区間に、約500本のメタセコイヤが植えられているそうで、昭和56年にマキノ果樹生産組合が植えられたのが始まりで、地域景観として親しまれ、地域の人々の手によって整備が進められたそうです。
5月とは思えない強い日差しの中、木漏れ日の歩道をのんびり歩くのはとても気持ちいいです。
それにしてもよくもまぁ、ここまでキレイに整備できたもんだと感心しましたが、果樹園周辺の木々は、枝がトンネルのように道路を覆っているので、ある意味、これからの維持・整備が大変だろうなぁ~って感じてしまいました。
滋賀の昔から残る里山風景とはちょっと違いますが、秋の紅葉や、冬の雪景色も来てみたいですね。
マキノ高原(マキノスキー場)
マキノ高原入り口では、一人のお兄さんが居て、高原内に入ってくる車に対し、「キャンプですか? それとも登山??」と聞かれていて、キャンパーを高原内に誘導し、登山の方々には、入り口周辺の駐車場の利用を促されていました。
加えて、登山者の方々には、「登山の十戒」なるものが書かれた、カードを配られていまして、わたし達もそのカードを頂きました。
初心者用ゲレンデとなるマキノスキー場、そのゲレンデが車で訪れるキャンパーのテント設営場所のようで、次々と入ってくる車が、芝生の上に車を止め、荷物を下ろしていました。いくら緩斜面と言っても、傾斜しているところにテントを設営し、寝られるの? って思いながら、わたし達は、次のポイントとなる緑ヶ池に向け、林道へ...。
新緑に包まれ、気持ちいい空気と、沢を流れる水音と鳥の鳴き声に耳を傾け、、チリンチリンと異質に響く熊鈴。
今回のハイキングコースの中で最も標高の高い地点(標高369m)まで、ズ~っと登り。他にハイカーはいないし、林道と言っても舗装されているので、車くらい通ってくれれば安心なのですが、嫁の「熊さん怖い」が出てきそうで...。お猿さんの鳴き声かな? ってのもありましたし。^^
ピーク付近で、大谷山への登山道と交差している辺りがピークで、そこからは下る一方。それまでの斜面が開け、時おり正面にびわ湖が見えるようになります。(これ、冬の快晴、澄んだ空気の中で見るとキレイだろうな~。って感じました。)
眼下には、次のポイントとなる緑ヶ池が...。 どこかで見た景色、、これって志賀高原の志賀山付近から見えた大沼池と似ているなぁ~って思っちゃいました。(スケールは全く違うんですがね。^^)
のどかな里山風景の中へ
全面舗装された林道と聞いていたんですが、砂防ダムの工事が行われていた関係でなのか、緑ヶ池を過ぎ石庭集落の手前で突然舗装路が途切れ、急角度で切れ落ちていました。コレ、夜の暗闇の中、車で降りてきたらヘッドライトの先にある道が突然無くなってしまいますよ。危ない。危ない。
青谷ため池へ行く予定でしたが、それよりも...と。
石庭集落の方に入り、田んぼの代掻きや、田植え作業を行われているのどかな里山風景の中を正眼院というお寺の参門前。そこで振り向くと、びわ湖と竹生島が...。
この風景、、早朝の澄んだ空気の中で見たい気がしました。
マキノ高原の散策を終え
マキノビックランドを起点にした里山ハイキング。距離:約9km 高低差:約250m程度。
のんびりとした散策でしたが、約3時間の行程でしたが、街中を散歩するのと違い、気持ちいいお散歩になりました。