近江をお散歩 盆梅展と長浜まち歩き

2015年2月 2日

盆梅展と長浜まち歩き

2015年2月2日(月曜日)今回は、「長浜」。 地元なのに知らないところばかりなのですが、冬場だからこそ見られるものとして、長浜で毎年この時期に行われている盆梅展を見に行ってきました。

今年は、お正月から天気が悪く、自宅周辺はどんより曇った時雨混じりの天気。長浜は、自宅よりも北に位置していますし、雪深い所という印象があったんですが、この日は、長浜方面は時おりお日様が出てくれ、冬にしてはいい天気だったと思います。
車を豊公園に隣接した駐車場(無料でした)に入れ、大き目の番傘を片手に、お散歩開始です。

慶雲館 長浜盆梅展

入り口の石碑

今回のお散歩の目的の一つ、盆梅展。
長浜の「慶雲館」という所でやっていまして、車を停めた豊公園前の駐車場から市民プール前の歩道橋を渡り、長浜市街方面に約100mほど歩いたJRの踏切手前にありました。豊公園方面から歩くと、大きな石灯籠が右側にあります。

大きな石灯籠

この「慶雲館」ですが、入り口には石碑があり、明治20年に明治天皇が京都に行かれる際に休憩所として利用されたそうで、当時の長浜の豪商が建てた建物で、伊藤博文が「慶雲館」と名づけたそうで、立派な庭園は、平成18年に国の名勝に指定されたようです。
確かに立派なお庭...。
でも、こちらが盆梅を目当てにしているのと、慶雲館自体も盆梅展の会場になっているからか、お庭の木々が元気がなかったように思いました。

※盆梅展だけでなく、長浜を散策される予定でしたら、ぜひ、「長浜盆梅パスポート」を購入されるのがいいと思います。盆梅展の入館料に加え、長浜周辺の観光スポットを4箇所入館する事ができ、1000円/人で、大変お得でした。

立派な梅の鉢植えが並ぶ会場に入ると、梅の香りがほのかにただようのが判りましたが、時期的に、まだ早いって感じで、蕾が多い印象を受けましたし、わたしは、立派な鉢植えの盆梅よりも、ミニチュアサイズのかわいい盆梅の方が好みかな。^^

盆梅
盆梅
盆梅

会場内では、ひょうたん展も行われていて、さすが、秀吉の出世が始まった地だけあって、千成びょうたんでした。

長浜の市街地をのんびり散策

長浜鉄道スクエア

盆梅展を行っている慶雲館の向い側に、こじんまりとした建物があります。表には、レールと列車の車輪が...。旧長浜駅の駅舎が長浜鉄道スクエアとして保存されているようです。
中に入ると、旧長浜駅舎では、長浜駅の歴史を知る事ができ、文化館では、新幹線の歴史。加えてメインとなるのが、北陸線電化記念館で、展示されている蒸気機関車(D51)や、電気機関車(ED70)は、テッチャンならずとも、ワクワクしてしまいました。^^

旧長浜駅舎の外観
駅名プレートと、駅で使われていた米国製の時計

長浜駅の歴史を見ていて、初めて気がついたんですが、北陸からの物資を京都や大阪に輸送するため、敦賀~長浜間ってかなり早い時期に開通し、長浜~大津については、船で湖上輸送になっていたんですね。
こんな事、学校で教わってなかったように思うんですが、わたしが勉強していなかっただけなん...?。

長浜 曳山博物館

長浜では、子供歌舞伎が行われる曳山祭りがあり、わたしは見に行ったことが無いんですが、結構有名で、多くの人が見物されているようです。
この曳山博物館の中には、2台の曳山が展示されていましたが、絢爛豪華で、圧倒されてしまいました。

入り口で、写真撮影はダメと聞きましたし、中にも撮影禁止の表示があったんですが、なぜ? だって、曳山祭りでは撮影自由だと思うんですけど...。

今重屋敷 能舞館

観光スポットとしてのガイドがあるから判る所なんですが、元は造り酒屋だった所を改装し、能舞館として運営されているようです。

正面玄関から入ると、長浜町年寄り十人衆だったらしい今村家の紹介コーナーがあり、いたるところに、造り酒屋の風情が残っています。全体的に、間口が狭く、奥行きが深く中庭がしつらえられている京町屋のような造りになっていました。
能舞館の受付を済ますと、内部には、ミニチュア(1/2)の能舞台が設置されていたり、能面や、能装束などの展示室があります。全体に、能舞台と同系の木材が使われ、木の香りがいっぱな中に、滑車がぶら下がっている事で、改装前が酒蔵だった事をうかがいしれます。

長浜城

長浜城(豊公園から)

長浜城は昭和58年に再建された鉄筋コンクリートの三層五階の近代的なお城で、内部は、歴史博物館として運営されています。
2階、3階が長浜を中心としたあゆみ等を紹介する展示スペースで、5階がパノラマ展望台となっています。

パノラマ展望台...。
周辺に高い建物が無いからさぞ景色がいいかと思いきや、、、散策中にあまり気にしていなかった高層マンションが。ちょうど、伊吹山がある方角に1棟完全に重なっているし、木之本、小谷山方面にも2棟のマンションがあり、景観を悪化させています。 でも、でも、って事は、そのマンションの高層階から長浜城やびわ湖を望む景色って最高なんだろうなぁ~。

散策を終え

びわ湖畔の鴨たち

冬の長浜をのんびり3.8kmほど散策させていただきました。自由に寄り道ができるお散歩は、車や自転車で通過するだけでは見えないモノが見えてくるように思います。
今回のコースは、JR長浜駅が中心にあるので、JRを利用したアクセスの方がいいかも判りませんね。

散策コース