探訪 近江水の宝 鏡湖の天女羽衣伝説をゆく -余呉湖-

2013年9月15日

探訪「近江水の宝」鏡湖の天女羽衣伝説をゆく -余呉湖-

約1年ほど行けていなかった、滋賀県の教育委員会が主催されている探訪「近江水の宝」ですが、台風が来る前という事で、天気も良く、体調も良かったので、久々に参加してきました。

余呉駅から余呉湖一周散策のスタート

今回は、湖北にある余呉湖(約6.3kmほど)を1周するコースで、JR余呉駅をスタートし、余呉湖を反時計回りに地域の観光ボランティアの方のお話を聞きながら歩きました。

余呉湖と言えば、古くから天女の羽衣伝説があり、靄がかかったような、神秘的な湖。
また、冬は、雪深く全面結氷(?)し、ワカサギ釣りができる湖という程度の事しか知らなかったんですが......。

天女伝説は、、余呉駅から南西方向に5分程度歩いた所。田んぼの真ん中。そう、右の写真の中央に写っている木がその「天女の羽衣柳」です。

空は、羽衣が降りてきているかのように淡い雲が...。この柳の木に天女が羽衣をかけ、休んでいたんですね。
でも、今日は暑かった。(^^ゞ

ちょっと閑散としたビジターセンター

この先にビジターセンターがあり、天女の銅像や歌碑など、整備された公園がありました。 ただ、あまり人が来ないからなのか、寂れているんでしょうね。ガイドの方々が、今回の探訪に合わせ天女の銅像の回りの草刈をされたようです。

ビジターセンターからは、湖畔に作られた堤沿いに進んだんですが、湖面は、水草に覆われお世辞にもキレイとは言えないって思いましたが、生活排水そのものが入ってきていないのか、水そのものは結構きれいでした。

多分、ビジターセンターや、湖畔の堤などは、総合開発事業として整備されたものだと思います。

余呉湖には、金魚や熱帯魚の水槽のような水の浄化設備が設置されているってのは、以前、新聞で見ていて、知っていたんですが、余呉湖そのものを治水ダムとして整備されているとは全く知りませんでした。

昭和31年から、余呉湖を治水ダムとして整備され、余呉川導水路や、余呉駅から賤ケ岳へのハイキング道がある大岩山にトンネルを掘って放水路が建設されているとか、、、
40年には、農業水利事業で、賤ケ岳の山向こうの飯浦からびわ湖の水をくみ上げてきているとか。 今までに何度も余呉湖には来ていましたが、余呉湖観光館の前にある川、、余呉湖から水が流れ出しているものとばかり思っていましたが、実際は、余呉川から余呉湖に水を入れていたんですね。......知らない事ばかり。(^^ゞ

散策を終え

【行程】
JR余呉駅(写真右上) → 衣掛け柳 → 天女像(写真左上) → ビジターセンター → 蛇の目玉石(写真左下) → 余呉湖荘 → 飯浦送水口(びわ湖からの水の取り入れ口) → 放水口(木之本の田園への放水口) → 余呉湖観光館(写真右下)

散策コース

※余呉湖観光館(写真右下)は、道の駅みたいな感じで、レストランや地域の農産物、工芸品などが販売されている所で、余呉湖周遊の拠点になる場所です。 写真は、、余呉湖観光館でなく、ソコの駐車場に止めたスバルXVハイブリッドでした。(^^ゞ