文科省が公開しているモニタリング結果について。

2016年2月 7日

あの事故以来、時おりチェックしている文科省や、原子力規制委員会のWebサイト。
先日、放射線モニタリング情報のページに新たな調査結果が公開されました。

この中にある、「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング」というデータは、事故後、継続的、定期的に実施されているヘリによる地表面から1mの高さにおける空間線量率の結果なんですが、 「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成27年9月12日~11月4日測定)」を比較していて思ったんですが、これって、本当にあの事故から最大で4年半を経過した時に測定した空間線量率なんでしょうか?

過去3年間の空間線量率の分布地図

なぜこのような疑問が出てくるかと言うと、早川由紀夫の火山ブログで公開されている「福島第一原発事故の放射線汚染地図」を持っているんですが、この汚染マップは、2011年3月に地表に落ちた放射性物質がそのままの状態で保存されている場所の放射線量を表していると言うことで、すなわち、事故直後の汚染マップだと思っています。

あの事故から5年が経過し、事故を起こした原子炉が密閉されているとしたら、疑問は出てこないんですが、密閉されず放射性物質を放出し続けています。また、原発から少し離れた市町村では除染が進み、放射能の影響は少なくなったということで、帰村が進められているとか......。

と言うことは、早川さんが公開している汚染マップと大きく差が出てきて当然だと思うんです。
でも、そんなに大きく差が無いように思うんです。

事故後、どれだけの放射性物質が放出されたのか......。
わたしは全くの素人なので、詳しいことは判りませんが、なんとなく、事実とは違うんじゃないかなぁ~って思ってしまいます。