新バージョン(GA4)になって変わった事。。。 

2023年2月26日

Googleアナリティクス

Googleアナリティクスの使い方について、ちょこっと覚えを書いておこうと思います。

※ 間違ったことを書いているかもですが試行錯誤中という事で、ご容赦ください。_(._.)_


サイト内の各ページへのアクセス数だけでなく、利用者の属性を基にした分析や広告出稿の効果確認など様々な情報を分析するためのGoogleアナリティクスですが、このサイトでは、新バージョンとなるGA4にて2020年1月から計測をしていますが、全く使っていませんでした。
使わなかった理由? ユーザーインターフェースがあまりにも変わってしまい、ページ別のアクセス数って何処を、どのように触って確認するのか全く判らなかったから! デス(^_^;)


ところが、GA4を使わざるを得ない事態に追い込まれ、判らないなりに触っていてほんの少し、旧バージョン(UA)と新バージョン(GA4)の違いが見えてきたので、そのアタリについて記載しておきます。

  • GA4では、「デフォルトページ」という設定がありません
    【UAのデフォルトページ設定箇所】
    UAのビュー設定にあった「デフォルトのページ」設定内容
    UAでは、ビュー設定の中に、「デフォルトページ」の設定があり、[index.html]をデフォルトページとして設定することで、サイト内のパスとして、
    • [サイト]/[****]
    • [サイト]/[****]/
    • [サイト]/[****]/index.html
    の3種類のパスで入ってきたアクセスを [サイト]/[****]/index.html に集約することができたんですが、GA4では「ビュー」設定そのものが無くなり、デフォルトページを指定することができません。
    この場合リンクを設置する時に、「index.html」を記載していたり、記載していなかったりすると、各フォルダに設置した「index.html」ページに対するアクセス数が分散してしまうので、個々のページへのアクセス数を管理する場合、ページタイトルを使うことになります。
    ※ PDFやZIPなどのファイルのダウンロードについてはデフォルトでdownloadイベントが用意され、リンクで設定しているパスが表示されます。

  • GA4では、「ページ」のデフォルト表示が「ページタイトル」になっています
    デフォルトページという考え方が無いため、「ページ」の扱いが「ページパス」から、「ページタイトル」に変更されています。そのため、ページタイトルをサイト内で重複しないようにしておくことが必須です。また、データをCSV形式でダウンロードした際、UTF-8で保存されるため、単純にExcel等で開いてしまうと文字化けしてしまいます。
    【文字化けしたページタイトル】
    GAで表示される日本語がExcelで文字化け!
    サイトパスでページを管理している場合、[UTF-8]→[S-JIS]へ変更すればよかったんですが、ページタイトルで管理する場合、日本語以外の2バイト文字が文字化けするので、Excel等に利用する場合、注意が必要です。
    わたしは、ダウンロードしたCSVデータをメモ帳で開き、「名前を付けて保存」 → エンコードを「UTF-8(BOM付)」として保存しなおすことで文字化けしない状態でExcelに展開しています。

  • GA4では、基本的な集計、分析メニューが用意されていません
    UAでは、「ユーザー」「集客」「行動」というメニューに基本となる集計、分析結果が表示されるようになっていました。しかし、GA4では、「レポート」内に、「リアルタイム」「ユーザー」「ライフサイクル」というメニューが用意されていますが「こんな分析ができまっせ!」と、ビジュアルを交え表示されています。
    例えば、ページ別のアクセス数を知りたければ、「ライフサイクル」→「エンゲージメント」→「ページとスクリーン」とクリックすると、それらしき内容が表示され、一覧の「ページタイトルとスクリーンクラス」を「ページパスとスクリーンクラス」に変更すると、UAで表示していた「行動」→「サイトコンテンツ」→「すべてのページ」で表示していたような結果を得ることができますがこの表示は......。という事で、GA4の結果をそのまま利用することができず、「何をすればいいの!!」状態で次の手が出せませんでした。

  • GA4では、「直帰率」がデフォルトで表示されていません
    直帰率については「低いから良い、高いから悪い」と言えない部分もありこのサイトでは、10秒以上表示された時にイベントを発生させ、10秒以内に退出された利用者を直帰率の計測対象としていました。で、GA4では、エンゲージメントされていないセッション(イベントが発生していないセッション)を直帰率の対象として改善したようなのですが、表舞台から姿を消しています。

他にもいろいろ変わっているようですが、わたしが「とっつきが悪い」と感じていたこれらの点がクリアされた辺りからいろいろ操作することができるようになってきたので、その辺りのことを書かせていただきます。

次回は、UAの「すべてのページ」のような一覧表にてページのアクセス数を確認することができる「データ探索」について説明させていただきます。