GAで計測される直帰率の計測結果を改善

2017年10月 7日

Googleアナリティクスのお勉強

GA(Googleアナリティクス)で計測される大切な指標の一つに「直帰率」があります。お仕事をしていると、Webページのコンサル会社からのご提案を頂いた場合など、「運営されているサイトの直帰率ってどの程度ですか?」なんて聞かれることも多く、サイトの良し悪しの指標のように扱われています。

直帰率とは:1回のセッション(訪問)で、1ページしか表示してもらえなかった訪問者の割合。

例えば、検索サイトで「風景写真とひとり言」とキーワードを入れて検索をしていただくと、(多分)1ページ目でこのサイトがヒットしてきます。「このサイトってなに?」という興味からクリックしていただくと、トップページへの訪問となります。

そのようなセッションが10件。その中から「コレってなに?」と興味を持っていただき、リンクをクリックし、サイト内を回遊していたいたセッションが2件。他のページへ遷移する事無く、「戻る」ボタンで検索サイトに戻られたり、他のサイトに遷移されたセッションが8件だったとします。
この場合、トップページから始まったセッションは10件で、トップページしか見られなかったセッションが8件なので、直帰率は80%となります。

せっかく訪問いただいたんだから、他のページも見ていただかないとダメですね。という事で、他のページにも興味を持っていただけるよ、関連リンクや広告を入れるなど、そのページに対する改善に取り組む訳です。
で、この直帰率の「良い|悪い」のボーダーラインは、40%程度って言われています。

所が、Webサイトの利用方法が変化してきていて......

昔は「目的のサイト」で、トップページからメニューを辿り、必要な情報を探すという利用方法が主な使い方。サイトの情報構造をできるだけ判りやすく、メニューも辿りやすくしないと利用者が目的とする情報ページを探すことができませんでした。

でも、Blogが流行りだした頃からだと思いますが、GoogleやYahooなどの検索サイトで検索した結果をもとに、目的とした情報を探されるのが主流になり、情報(記事)ページへ直接訪問されるようになっています。特に、スマホからのアクセスでは、この傾向が強くなっていると感じます。
わたしも、目的の情報を探したければ、Googleで検索し、ヒットしてきたリンクから、直接情報ページを表示しています。

すなわち、検索サイトと情報ページを行き来されているため、その情報ページの直帰率が高くなる傾向にあります。例えば、このサイトの直帰率は...... 何と、82.43%(2016年4月28日~2017年10月7日 サイト平均)もあります。

今までの直帰率の計測方法では、ダメなんじゃないの?

そのページが、情報ページへのインデックスページなのか、それとも情報ページなのか、それぞれのページ内容によって、この位の直帰率だったら......OK! と経験則でGoogleの指標を見ていたんですが、コレじゃアカンなぁ~と思っていました。
で、探してみると、ありました。ありました。

もう2~3年も前の情報ですが、GAの直帰率の計測方法を変更する方法。

方法としては、外部から訪問してきたセッションについて、その利用者が「戻る」ボタンを押す前に、イベントが発生すると、そのセッションをGAの直帰率の計測対象から省く事ができるので、その仕組みを応用します。
但し、利用者は、「戻る」ボタンをクリックするので、リンクのクリック等のイベントではなく、時間をカウントし、設定した経過時間になると「1件」というイベントを発生させます。

具体的には、ユニバーサルアナリティクスの場合、トラッキングコードに、以下のイベントを組み込みます。

setTimeout("ga('send', 'event', 'read', '10秒経過')",10000);

すると、ページが表示されてからの時間を計測し、「10秒経過 1件!!」ってイベントを発生させてくれ、そのイベントが発生したセッションは、直帰した事にならなくなります。

この10秒という経過時間ですが、わたしの場合、検索サイトから訪問したサイトが、

  • ページ内容が表示されるのが遅く(重く)って使えない。(4秒程度で判断)
  • 文字が小さくって、判りにくい。(特にスマホだと表示され、1~2秒程度で判断)
  • 広告ばかり......チョこまか動いて鬱陶しい! ヤバい!!(5~6秒程度)
  • 思っていた内容と違う(1スクロールで10秒弱で判断) 

であれば、サッサと「戻る」ボタンを押します。

なので、10秒以上表示されていた時は、内容の良し悪しは別にして、利用者は掲載している情報をご確認していただけたものと考え、直帰率から省いてあげようと考えました。

で、このサイトで試しに「10秒経過!」イベントを実装したところ......

ページ/セッションと直帰率、閲覧開始数と直帰率のグラフ 実施前は81.71%の直帰率が、8.73%に減少!!

9月29日に設定したので、未だ10日ほどしか経過していませんが、それまでの直帰率が81.71%あったのに対し、このイベントを発生させてからは、8.73%に激減しました。

という事で、わたしのサイトの場合、検索サイトから直接訪問される利用者の内、約1割の方が、直感的に、「ダメ!」と判断し、帰ってしまっているという事です。
この値がいいのか、悪いのか...... これからデータを蓄積し、経験則を積み上げていかないといけないようですね。