今朝のHi-net高感度地震観測網の震央分布。気になりました。

2016年9月17日

今朝、PCを立ち上げ、いつものように強震モニターを立ち上げるため、Hi-net高感度地震観測網を開いたとき、そこに表示されている震央分布、ちょっと気になりました。

これは、本当にひとり言なのですが......。

9月17日朝のHi-net高感度地震観測網の震央分布図

気になったのは......

  1. 九州の宮崎から鹿児島にかけての太平洋岸(日向灘かな?)
    熊本地震の関係で、九州では、いろんな所が揺れているんですが、特に、日向灘周辺の揺れは、定期的増えたり減ったりを繰り返しているように思えます。
  2. 紀伊半島
    以前から和歌山市周辺は偶発地震が多く発生していたんですが、熊野灘から紀伊水道のかけてはあまり揺れてなく、24時間でこんなにも震央が集中しているなんてあまり見なかったように思えます。

この2か所。ともに、南海地震が発生すると想定されている周辺区域なので、この辺りの揺れが多くなってくると、全く揺れていない土佐湾(四国沖)がどのようになっているのか、ちょっと気になってしまいます。
四国沖でこのような地震が発生してくると、そのまま南海、東南海地震へと移行していくのではないかと......。

まぁ、先日のNHK「メガクライシス」では南海トラフにはスロースリップを観測できるようにすることが進められているという事なんですが、そこで大きな異常が発見されたとしても公にされることは少なく、次(数百年後)の南海地震の予測に利用されるのではないかと思えるので、今、公開されているこのような情報を元に、危機意識を忘れないでおく必要があるんでしょうね。